宣誓日の予約、8月1日から 栃木県の「パートナーシップ制度」

栃木県庁

 県が9月に導入する「パートナーシップ宣誓制度」について、福田富一(ふくだとみかず)知事は8日の定例記者会見で、宣誓日の事前予約の受け付けを8月1日から始めると発表した。

 同制度はLGBTQなど性的少数者のカップルを公的に認めるもので、予約した上で県庁で宣誓すると、公営住宅に入居できるほか、医療機関で親族と同等に面会が認められるなどのサービスを受けられるようになる。県によると、制度開始時から面会を認める医療機関は13施設だといい、今後拡大を図るとしている。

 県内では鹿沼と栃木、日光、野木の4市町が既に制度を導入済み。県は4市町で既に宣誓したカップルについては、県のサービスの対象にする方針という。

 福田知事は会見で「一人一人の違いを豊かさとして認め合う社会の実現を目指していく」などと話した。

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