スマホやSNS 適切な利用を 県警が岡山市立操山中で教室開催

スマートフォンやSNSの適切な利用へ意見を交わす生徒たち

 岡山県警は8日、スマートフォンの適切な利用を呼び掛ける教室を岡山市立操山中(同市中区国富)で開き、全校生徒約600人が交流サイト(SNS)を巡るトラブルやその対処法への理解を深めた。

 県警少年課は事前に生徒有志らと協力して教材動画3本を制作。うち1本は、男子生徒がSNSで仲良くなった女の子と会う約束をしたが、待ち合わせ場所に現れたのは女の子になりすましていた中年男性で、生徒は誘拐されかけた―というもの。視聴後、同課職員が県警本部からリモートで「悪意を持って近づいてくる大人もいる」と注意を促した。

 対処法を話し合うグループワークも行い、生徒たちは職員からアドバイスを受けながら「知らない人と会わない」「個人情報を安易に教えない」ことなどを確認した。3年生の男子生徒(14)は「ネットを利用するときは学んだことに気を付けたい」と話した。

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