田村淳、凶弾に倒れた安倍晋三元首相について語る「一気にほどきにくる感覚がすごい」

『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、8日に奈良市内で街頭演説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相について語った。

番組冒頭、淳は日本テレビで番組収録準備中に第一報を聞いたときのことを「Twitterで入ってきて、『フェイクニュースかな?』って最初思ったんですけど、ちょっと尋常じゃないなと。ちゃんとしたニュースのサイト見に行ったら銃撃されたって出てきて『うゎ!』ってなって」と話した。他の出演者やスタッフにもそのことを伝えたそうで「さすがに言いに行きましたよね、今こんなことになってますよと。収録をやれるかどうか自体もよぎったので」と説明した。

その後『ワイドナショー』(フジテレビ系)の収録後に訃報を知ったそうで「気持ちがこう、ザワザワ落ち着かないまま、収録2本しましたけどね。みんなもそうだったんじゃないですか? こんなことが日本で起きるのかって、みんな口々にね。僕もそう思いましたし‥」と心境を語った。

同番組に安倍元首相は第一次安倍政権と第二次安倍政権の間に2度ゲストに来ているということで、ちょうど出身地が安倍元首相の選挙区だった淳は、「初めて会ったときに内閣総理大臣っていう日本引っ張ったっていうオーラもあるんですけど、そこを一気にほどきにくる感覚がすごいなと思ったんですよね。対峙したときに『緊張しないでいいですよ』って口にしないんだけどほどいてくれる感じが、ウチのかーちゃんのこと覚えてくれてたし」と淳の母親と会ったときのエピソードトークで緊張をほぐした安倍元首相の話術を評価した。

また、今後の選挙演説などでの警備体制について淳は「こういう一例が生まれたら対処するしかないと思いますよね」とコメント。「ああいう形で、演説しててもこういう風になりうる。SPの方がいらっしゃったとしても、防ぎきれないことが起きうるというのは目の当たりにしましたからねぇ」と、もっと厳重な対応が必要だとした。

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