竹島宏さん新曲「一枚の切符」は大人の愛を表現 27枚目シングル「今しか出せない味わいが出ている」

新曲「一枚の切符」のチラシ

 福井県福井市出身の歌手竹島宏さんが27枚目のシングルCD「一枚の切符」をリリースした。哀愁ある愛模様を歌った前作「プラハの橋」の序章となる物語で、ドラマチックに表現した。昨年デビュー20周年を迎えて挑む“大人の愛”の歌。「今しか出せない味わいが出ているのでは」と話している。

 強く歌い上げる冒頭から、曲が進むにつれ切々と胸に迫るような歌唱が続く。前作と同じ制作陣が手掛けた陰影をつけた世界観に、ファンの反応も上々だという。

 デビューしてから音楽業界は大きく変化し、楽しみ方もジャンルも多様化した。「歌謡曲の復権は図りたいし、そのために歌手は表現力を高めなければ」と向上心を忘れない。

 7月31日には「欠かせない大切な時間」という古里福井でのコンサートを控える。「歌ってすてきなんだなと体感してもらえる場にしたい。昨年よりも成長した姿をお見せできれば」と意気込んでいる。

 テイチクエンタテインメントから。カラオケを含む4曲入り、1350円。

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