宇都宮市が投票用紙260人に交付誤り 参院選栃木選挙区

 宇都宮市選挙管理委員会は10日、市内の参院選投票所1カ所で栃木選挙区の投票を行った有権者260人に、誤って比例代表の投票用紙を交付したと発表した。

 市選管によると、同日午前8時20分ごろ、同市第28投票区(御幸が原小)で来場した有権者の指摘で発覚。投票開始の午前7時から誤って交付していた。

 投票用紙自動交付機に用紙を入れ間違え、種類を確認しなかったことが原因という。比例代表の投票用紙に選挙区候補者の氏名を記載した投票は無効となる。

 市選管の矢古宇克(やこうまさる)委員長は「有権者の貴重な一票を無効としてしまい、選挙事務の信頼性を損なう事態となり、大変申し訳ありません。今後、このようなことがないよう改めて選挙従事者の指導を徹底していきます」とコメントした。

© 株式会社下野新聞社