【速報】参院選神奈川選挙区 自民・三原氏、維新・松沢氏、自民・浅尾氏が当選確実

左から、三原じゅん子氏、松沢成文氏、浅尾慶一郎氏

 第26回参院選は午後8時で投票が締め切られ、神奈川選挙区は自民党現職の三原じゅん子氏(57)、日本維新の会元職の松沢成文氏(64)、自民党元職の浅尾慶一郎氏(58)の当選が確実となった。

 三原氏は抜群の知名度に加え、不妊治療の保険適用拡大や「こども家庭庁」の創設といった実績をアピール。菅政権で三原氏を厚生労働副大臣に起用した菅義偉前首相が繰り返し来援し、支持固めに奔走した。

 松沢氏は35年の政治経験や2期8年務めた県知事時代の実績を強調。「改革保守の第三極」を掲げ「しがらみのない新しい政治に変えよう」と訴えた。知名度の高さに加え好調な党勢も背景に支持を広げた。

 浅尾氏は参院2回、衆院3回の当選を重ねたが、無所属で挑んだ2度の衆院選で落選。初めて自民公認で出馬した今回は「誰にでも何度でもチャンスのある社会をつくる」と訴え、組織戦で安定した戦いを続けた。

 神奈川選挙区は、改選4議席と非改選の欠員1の補充を合わせ計5議席を争う異例の「合併選挙」。4位までの当選者の任期は通常通り6年で、5位は3年となる。過去最多の22人が立候補し、全国屈指の激戦区となった。

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