黒田氏「期待に応えられず」 参院選岡山

敗戦の弁を述べる黒田氏=10日午後8時6分

 10日投開票された参院選岡山選挙区で、無所属新人の黒田晋氏は、推薦を受ける立憲民主、国民民主党や連合岡山などの支援を受け議席奪取を狙ったが、支持を広げられなかった。

 午後8時過ぎ、選挙事務所(岡山市北区上中野)に現れた黒田氏は「手応えも感じていたが、支えてくれた人たちの期待や負託に応えられなかった」と深々と頭を下げた。今後については「まずは今回の結果を分析したい」と述べた。

 選挙戦では玉野市長を4期16年務めた実績をアピールするとともに地方創生や公共交通の維持を主張。故加藤六月元農相の秘書だった経歴を生かして保守層からも票の取り込みを図った。自主投票で臨んだ公明党の支持層から一定の支持も得たが及ばなかった。

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