参院選岡山の投票率47.23% 過去2番目の低さ

 10日投開票された参院選岡山選挙区の投票率は47.23%で、過去2番目に低かった。物価高騰対策や安全保障といった有権者の関心度が高い問題が争点に浮上し、過去最低だった2019年の前回(45.08%)を2.15ポイント上回ったが、近年の低迷傾向は変わらなかった。

 県選管によると、当日有権者数156万2505人(男74万5747人、女81万6758人)に対し、73万8046人(男35万4934人、女38万3112人)が投票した。男女別の投票率は男47.59%、女46.91%。市区町村別の最高は新庄村の68.34%、最低は津山市の44.37%だった。

 期日前投票は選挙期間が前回より1日長かったことや制度の浸透で、12.8%増の31万4987人が利用。有権者の20.2%を占めた。比例代表の県内投票率は47.23%だった。

 投票率は1974年の79.12%をピークに右肩下がり傾向で、今回を含めた直近4回のうち、3回は50%を切っている。

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