横須賀「三笠」で鉛筆画展 旧日本海軍の戦艦や世界の軍艦繊細に表現

菅野さんと横須賀で建造された重巡洋艦「髙雄」=横須賀市の記念艦「三笠」

 第2次大戦で活躍した世界各国の軍艦と海上自衛隊の自衛艦などを描いた鉛筆画展が、横須賀市稲岡町の記念艦「三笠」で開かれている。鉛筆艦船画家の菅野泰紀さん(39)=大阪府在住=の手による56点を「国際観艦式」に見立てて展示している。

 旧日本海軍創設150年や、三笠完成と日英同盟120年などを記念し、企画された。旧日本海軍の造船所「横須賀工廠(こうしょう)」で建造された艦艇では、国産初の戦艦となった「薩摩」、謎の爆発で沈没した戦艦「陸奥」や重巡洋艦「高雄」などを繊細に表現した作品が並ぶ。イージス艦や潜水艦などの自衛艦については現役隊員に話を聞き、リアルさを追求した。

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