期日前投票、最多更新 27万7707人 参院選栃木選挙区

 栃木県選挙管理委員会は10日、参院選公示翌日の6月23日から投開票前日の7月9日までの17日間の栃木選挙区(改選数1)の期日前投票者数(在外含む)が27万7707人だったと発表した。2019年の前回参院選よりも投票期間は1日長かったが、単純比較すると前回より14.79%(3万5772人)増え、過去最多を更新した。

 投票日前に県内有権者の17.07%が投票を済ませたことになる。前回は14.68%だった。県選管は「期日前投票の浸透や、新型コロナウイルス対策として密を避けようとする意識の広まりが要因とみられる」としている。

 市町別で見ると、前回より期日前投票者数が増えたのは23市町。伸び率が最も高かったのは足利市で、34.15%(4001人)増加した。次いで、小山市が27.56%(3853人)増、市貝町が24.57%(490人)増だった。一方、減ったのは2市町で、塩谷町が3.59%(54人)減、那須烏山市は0.16%(10人)減となった。

 期日前投票者数の割合が最も高かったのは那須烏山市の28.08%。次いで茂木町27.70%、益子町25.77%だった。最も低かったのは足利市で12.96%。小山市13.05%、塩谷町15.55%と続いた。

 

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