リーベ競り勝ち5連勝 ホッケー日本リーグ

試合終了間際、リーベ栃木のDF大橋(中央)が決勝点を決める=今市青少年スポーツセンターホッケー場

 ホッケー日本リーグ男子1部は10日、日光市の今市青少年スポーツセンターホッケー場でレギュラーステージ(RS)の3試合が行われ、リーベ栃木は試合終了間際のDF大橋雅貴(おおはしまさき)のゴールで山梨学院に3-2で競り勝った。5連勝で通算7勝1分け、勝ち点22の首位をキープ。2試合を残してRS2位以上が確定し、プレーオフ最終ステージの決勝進出を決めた。

 リーベは第1クオーター(Q)、6本のペナルティーコーナー(PC)を獲得するが得点には至らず。第2Q4分、PCのバリエーションプレーでMF村田和麻(むらたかずま)が決めて先制した。その後は好機を決め切れず、1-0で試合を折り返した。

 第3Qは1分にFW加藤凌聖(かとうりょうせい)のゴールで加点したが、次第に山梨学院ペースに。9、12分と連続失点し同点に追い付かれた。第4Qは決定機を逃す場面もあったが、残り15秒で大橋が劇的な決勝点を挙げた。

 次戦は10月22日午後2時から、2位の岐阜朝日クラブと対戦する。

 試合前、8日に街頭演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を悼み、黙とうがささげられた。

 両チームの選手やスタッフ、関係者、観客全員が20秒間、東京五輪・パラリンピック招致などスポーツ振興にも力を注いだ安倍元首相の功績に、敬意と感謝の意を表した。

試合開始前に黙とうするリーベ栃木の選手たち
第3クオーター、リーベ栃木のFW加藤がゴールを決める

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