カンニング竹山、参議院選挙に当選した議員に「無敵の人」生まないよう訴える

11日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いタレントのカンニング竹山が、参議院選挙に当選した議員に、孤独や貧困に向き合って欲しいと訴えた。

番組のオープニングのトークで、8日に奈良市内で街頭演説中に銃撃されて亡くなった安倍晋三元首相の件や、10日に投開票された参議院選挙のことを話していた。

安倍元首相が銃撃されたことに関しては「民主主義の根幹を揺るがす行為」と様々な人が非難しているが、竹山はこうした犯罪を起こす犯人の方に注目し「あの犯人のことはいっこも擁護しないよ、もう120%擁護しないよ。でも最近そういう事件というか、拳銃使ったとかじゃなくて、たとえば放火とかさ、あったじゃない。(他の人を)巻き添えにして。そういう事件があまりにも多くて。そういう人が増えてるよね」と、体感ではテロのような大きな事件を起こす犯罪者が増えていると語った。

続けて竹山は「そういうのには貧困というのもあるかもしれないし、孤独というのもあるかもしれないじゃない!? そういう社会を立て直さないと」と、大きな事件を起こす背景として孤独や貧困も影響しているのではとし、「大人になって、孤独で自分の凝り固まった意見でガーって思い込み過ぎちゃってなる人が、そこに誰かいれば、なんかコミュニティがあれば変わったかもしれないじゃない‥ だから当選した人たちがそういう社会を作ってくれって!」と当選した議員に訴えたのだった。

なお、特に組織的な背景がないにも関わらず、テロリスト的な事件を起こす人々を、過去にひろゆきこと西村博之氏は「無敵の人」と言及しており、今回の安倍元首相銃撃事件の際もTwitter上で「そろそろ、蔑ろにされた人々に向き合うべきかと」とコメントしていた。

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