安倍元首相悼み、神奈川県庁などに記帳台設置 県内に追悼の動き広がる

安倍元首相を悼み記帳する黒岩知事(右)と敷田議長ら=11日午後、県庁本庁舎1階

 8日に銃撃されて死亡した安倍晋三元首相をしのび、神奈川県は11日、県庁本庁舎1階の正面玄関前に記帳台を設けた。18日まで毎日午前8時半~午後5時15分まで設置し弔問を受け付ける。

 11日には黒岩祐治知事と県議会の敷田博昭議長、曽我部久美子副議長が弔問芳名録に記帳。黒岩知事は記者団の取材に「(警護体制の)どこかに緩みがあったのかもしれない」とした上で「検証し、要人警護の在り方を根本的に見直して二度と起きないようにしてもらいたい」と語った。

 県内では横浜、横須賀、小田原、鎌倉、三浦の各市と葉山町が庁舎内に記帳台を設けたほか、弔意を表す半旗を掲げるなど追悼の動きが広がっている。

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