新型コロナウイルスの静岡県内での1日あたりの感染者数の推移です。6月下旬から増加に転じていて、川勝知事は基本的な感染対策を改めて県民に呼びかけました。
11日、県内で報告された新たな感染者は596人。自治体別にみますと、静岡市で173人、浜松市で144人、焼津市で39人、沼津市で28人などとなっています。
1日あたりの感染者数は先週の月曜日（7月4日・175人）と比べて3倍以上に増えました。これで19日連続前の週の同じ曜日を上回っています。
富士市は、健康政策課の職員5人が新型コロナに感染し、クラスターが発生したと発表しました。濃厚接触者に認定された職員も2人いますが、窓口業務などは通常通り行っています。
静岡県は「BA.2」から「BA.5」へのウイルスの置き換わりやワクチン接種から時間が経過し、効果が薄れたことなどで増加傾向にあると分析しています。
＜静岡県 川勝平太知事＞
「猛暑に入って熱中症にかかりやすくなります。エアコンはつけてくださればと思います。同時にたくさん人が集まる場などでは、こまめに換気をしていただければと思います」
感染者の増加を受けて静岡県は、11日午後6時から感染症対策の専門家会議を開き、国評価レベルの引き上げなどについて議論しています。
