自民39% 最多の得票率 維新2位、立民上回る 栃木県内の参院選比例

 県内の参院選比例代表は11日未明、開票が確定した。県選挙管理委員会によると、政党別得票率は自民党がトップの39.59%で、29万2392票を獲得。次いで日本維新の会が12.78%の9万4380票となり、前回から7.88ポイント上積みした。立憲民主党は12.71%の9万3868票で、前回から6.23ポイント減。全国の状況と同様、維新の後塵(こうじん)を拝した。

 県内比例代表の投票率は栃木選挙区と同じ46.98%。前回を2.84ポイント上回り、得票数では3万8892票増えた。

 自民は全25市町で最多となり、前回より約1万票伸ばした。全国の得票率(34.4%)より5.19ポイントも高く、「保守王国」の存在感を改めて示した。

 維新は得票数を約6万票増やし、前回の6位から2位に順位を上げた。一方、立民は約3万9千票減らした。公明党の得票率は前回比1.3ポイント減の11.51%で、得票数は8万5034票だった。

 国民民主党は5.78%、共産党4.52%、れいわ新選組4.23%、参政党3.01%、NHK党2.72%、社民党2.11%など。

 比例名簿に名前を記載した候補者の県内得票状況は、公明現職の竹内真二(たけうちしんじ)氏がトップで4万3232票を集めた。2位は国民の浜口誠(はまぐちまこと)氏。宇都宮市を中心に1万3056票を得た。

 前県議で維新新人の西川鎭央(にしかわやすお)氏は7977票で3位だった。

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