女子高校生にわいせつ行為し、けが負わす 容疑者を再逮捕

 女子高校生にわいせつな行為をした上、けがを負わせたとして、県警捜査1課と海老名署などは12日、強制わいせつ致傷の疑いで、平塚市須賀、無職の容疑者(27)=殺人未遂容疑などで逮捕=を再逮捕した。県警によると、調べに対し、「黙秘します」と供述しているという。

 再逮捕容疑は、昨年11月18日午後8時40分ごろ、茅ケ崎市内の路上で、自転車に乗っていた同市の10代の女子高校生の右腕をつかんで引き倒し、体を触るなどのわいせつな行為をした。その際に頭部打撲など約1週間のけがを負わせた、としている。

 県警によると、帰宅途中の女子生徒が車道の端を通行中、後ろから同容疑者が車で追い抜き、女子生徒の前で停車して進路をふさいだ。女子生徒は車から降りてきた同容疑者に引き倒されたという。同容疑者はその後、車で逃走した。

 女子生徒が「男に襲われた」と110番通報。女子生徒と同容疑者に面識はなかった。現場周辺の防犯カメラ映像などから同容疑者が浮上した。

 同容疑者は、海老名市内で女子高校生を車ではねて殺害しようとした殺人未遂容疑と、茅ケ崎市内で別の女子高校生に性的暴行を加えようとしてけがをさせた強制性交致傷容疑で、今年6月に2度逮捕された。

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