特別支援学校生が菓子や雑貨販売 岡山駅、接客やレジ打ちも挑戦

手作りした備前焼などを販売する生徒たち

 岡山県内の特別支援学校の生徒が手作りした菓子や雑貨を販売する「キャリア教育フェア」(県教委主催)が12日、岡山市のJR岡山駅東口広場などで始まった。13日まで。

 東口広場ではクッキーやデニムのバッグ、花の苗、備前焼のカップなどを陳列し、生徒たちは来場者に「いらっしゃいませ」と声を掛け、接客やレジ打ち、商品の袋詰めに挑戦した。備前焼を販売した東備支援学校高等部3年生(17)は「制作では形を整えることに苦労したが、お客さんが喜んでくれてうれしい」と話した。

 駅地下通路広場には、特別支援学校と県内の小中学校特別支援学級で学ぶ児童生徒が手掛けた絵画やステンドグラスなどの展示コーナーを設置。新型コロナウイルス対策のため、例年行う喫茶やマッサージなどの体験コーナーは中止した。

 フェアは生徒たちに学習や就労の意欲を高めてもらうため2017年から実施。13日は午前10時~午後3時に行う。

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