【高校野球神奈川大会】日大藤沢、3番柴が2打席連続弾の大暴れ 自身初に「正直、驚いた」

5回裏日大藤沢無死一、二塁。柴が勝ち越しの3ランを放つ=大和(二宮 渉写す)

◆日大藤沢11―1神奈川大付(6回コールド)

 日大藤沢の3番柴が2打席連続本塁打を含む3安打5打点と大暴れした。中盤まで接戦となったが、一気に相手を突き放して六回コールド勝ち。「最高の結果になった」と満足そうに話した。

 同点に追い付かれた直後の五回無死一、二塁。3ボール1ストライクからバットを振り抜き、打球は右翼フェンス中段に突き刺さった。この勝ち越し3ランで勢いに乗った打線は一挙7得点で試合を決めると、柴は六回にもダメ押しのソロ本塁打を放った。

 丸太のような太ももを鍛え上げ、パワーには自信があるという。今大会2試合で5安打を放ち、うち4本は長打と持ち味を存分に発揮する。ただ、自身初の連発には「正直、驚いた」。

 1、2年生が多いチームにあって、同じ3年生の主砲樋口とともに打線をけん引する。柴は「チームを引っ張り、一戦一戦全力で勝ち進みたい」と気を引き締めた。

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