ダム貯水率ピンチ 節水呼び掛け 岡山市役所本庁舎に懸垂幕

節水への協力を呼び掛ける懸垂幕

 旭川水系の第2次取水制限が始まった12日、岡山市は市民に節水への協力を呼び掛ける懸垂幕を市役所本庁舎に掲げた。

 懸垂幕は縦7メートル、横0.86メートル。「水不足です 節水にご協力ください」と大きく書いた。当面の間、掲出する。市内3カ所の電子看板、市水道局のホームページなどでも節水を周知している。

 12日午前9時時点の旭川水系のダム(旭川、湯原)貯水率は31.1%で、渇水調整の目安となる40%を下回っている。岡山市は上水道の削減率が10%から20%に引き上げられ、市は地下水源からの取水と県広域水道企業団からの受水を増やし対応。市民生活に影響はないとしている。工業用水は30%、農業用水は50%カットに強化された。

 市水道局は「ここ数日雨が降ったが、ダムの貯水率は平年の半分以下。蛇口を小まめに閉める、風呂で使う水の量を減らすといった工夫をお願いしたい」としている。

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