【新型コロナ】川崎市 90代女性死亡、1017人感染

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は12日、川崎区に住む90代女性の死亡と、市内外に住む10歳未満~100歳以上の男女1017人の感染が新たに確認されたと発表した。市は971人の感染経路を不明としている。感染経路が判明している人のうち、家庭内感染は34人、陽性者との接触者は12人だった。

 市によると、死亡した90代女性は、7日に不整脈の症状があり、川崎区の医療機関に救急搬送された際、PCR検査で陽性が判明した。軽症で入院したが、11日に死亡した。女性には心疾患の基礎疾患があり、ワクチン接種歴は不明としている。

 また、川崎市南部の病院で職員8人の陽性が判明し、市は新たなクラスター(感染者集団)と確認した。

 感染者の症状別では、軽症877人、無症状62人、中等症12人で、66人の症状を調査中としている。

 感染者の年代別では、20代227人、30代174人、40代161人、10代136人、10歳未満112人、50代109人、60代41人、70代33人、80代17人、90代6人、100歳以上が1人だった。

 市は11日、保育関連施設「こあらっこはうす ル・シェルブルー」(川崎区)で関係者の陽性が判明し、同施設を12日から当面の間、臨時休園すると発表した。

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