上越市安塚で1時間降水量65・5㍉ 同日全国1位の非常に激しい雨 13日も土砂災害に警戒

 県内は12日、大気の状態が不安定となり、各地で大雨となった。上越市安塚では午前8時30分までの1時間に65・5㍉の非常に激しい雨を観測。1時間降水量で観測史上最多、同日の全国1位を記録した。この状態は13日も続くとみられ、新潟地方気象台は土砂災害に注意、警戒を呼び掛けている。
 上越地域では昼ごろに一時大雨警報(浸水)が発令され、短時間に激しい雨が降った。上越市安塚は同日の48時間降水量までで、全国の上位に入る降水量を記録。同市高田、妙高市関山も1時間に30㍉を超える激しい雨に見舞われた。
 上越市や上越警察署によると、安塚区と十日町市の境付近で土砂崩れが発生。通行止めになったというが、人通りが少ない道で人的被害はないという。また同日午後3時現在、上越市内で住家の床下浸水が4件確認されている。東北電力ネットワークによると、同日午前、同市上正善寺で倒木などの影響で10戸未満の停電が発生したという。
 新潟地方気象台によると、13日午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で上越80㍉。

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