スマホ利用 5中学の取り組み紹介 オンラインで「サミット」

県教委の職員らとオンラインでつなぎ、中学生が取り組みを紹介したスマホサミット

 子どもたちがスマートフォンの適切な利用方法について学ぶ「OKAYAMAスマホサミット2022」(岡山県教委、岡山市教委、山陽新聞社主催)の第1回会合が12日、オンラインで開かれ、長時間利用の防止やネットトラブルの回避に向けた県内5中の取り組みが紹介された。

 各校の生徒と県教委、岡山市教委の担当者がビデオ会議システムを使って参加した。倉敷市立南中はスマホの利用状況を調べるアンケートを校内で実施。結果をプリントにまとめて全校生徒に配り、使い過ぎにならないよう呼び掛けたと説明した。浅口市立鴨方中は警察官を講師に招き、インターネットに関するトラブルに遭わないための注意点を学んだと紹介した。

 参加者からは今後の取り組みとして、SNS(交流サイト)上の誹謗(ひぼう)中傷の防止策について考える集会の開催、家庭のルールづくりを啓発するポスターの製作といった意見が出され、8月の次回会合で方向性を話し合うこととした。

 サミットは14年度にスタート。22年度は高校生や保護者も交えながら計4回開く。

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