若者の地元就職・定着へ 長崎市が「就活シェアル」開設

「就活シェアル」のロゴマーク

 長崎市は、就職活動に役立つ情報を交流サイト(SNS)で発信する就活支援アカウント「就活シェアル」を開設した。長崎大の学生でつくる就職支援NPO「Lensa(レンサ)」と連携して、就活に役立つノウハウなど学生が知りたい情報を積極的にアップし、若者の地元就職・定着につなげる。
 市の若年者雇用促進事業の一環。市産業雇用政策課によると、昨年開設した就活支援アカウント「ナガサキ就活キラリ」をリニューアル。「シェアしたくなるような長崎の魅力を発信すること」をコンセプトに、就活生目線でリアルな情報を毎週2回発信していく。
 14日からは、企業の概要や社員の1日に密着、若手社員への一問一答、オフィスツアーなど、1分程度の企業紹介ショート動画をインスタグラムやツイッター、ユーチューブに投稿する。1社につき週1回、計4~5回投稿し、約1カ月間、各社の魅力を伝える。年間9社を取り上げる予定。
 長崎での就活をテーマにしたショートドラマも制作する。独特の色彩感覚とストーリー構成に定評がある長崎市出身の映像ディレクター、野上鉄晃氏を監督に迎え、12月3日から毎週1回投稿していく予定。
 「Lensa」などと連携した学生と企業の交流イベントも開催予定。学生によるトーク番組もユーチューブに投稿する予定。
 市産業雇用政策課は「これまでとは一味違う“若者世代の価値観にハマる”情報を発信する。ぜひシェアいただき、就活に役立ててほしい」としている。


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