動きやすく乾きやすい!新・夏の活動着 大村城南高 生徒の意見反映、好評

新たに導入された夏の活動着(中央の2人)=大村城南高

 長崎県立大村城南高(中小路尚也校長、412人)は本年度、普段の学校生活や通学時に着用できる夏の活動着を導入した。デザインや機能性には生徒の意見が反映されており、「動きやすい」「通気性が良くて乾きやすい」と生徒や保護者から好評という。
 活動着は動きやすさや速乾性などを重視したポロシャツで、紺と白の2色を採用。男女共に短パンも用意し、自由に組み合わせることができる。袖と襟の部分には女子の冬服のスカートに使われているチェック柄を取り入れ、城南高らしさにこだわったという。
 同校の夏の制服は男子が青、女子は白のシャツ。生徒らによると、男子のシャツは汗染みが目立ちやすく乾きにくかったことから、「長袖の中間服を腕まくりして使う生徒も多かった」(男子生徒)。女子は生地が硬く丈も短いため、「授業で思い切り手を挙げにくかった」(女子生徒)という。
 こうした不満点があったことから、生徒会が中心となり活動着の導入を要望。全校生徒から意見を聞き取り、業者とやり取りするなど1年ほど前から準備を進めてきた。終業式や入社試験など、正式な場では従来の制服での参加が求められる。
 生徒会長で3年の笹浦聖奈さん(17)は「ずっと意見が上がっていた課題だったので、生徒の意見を反映して実現できたのは大きなことだと思う。とても快適なので、勉強にも集中できそう」と話した。


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