北関東の地酒PR 外国人インフルエンサーが試飲 宇都宮

本県などの日本酒を味わうインフルエンサーら=宇都宮市

 インバウンド(訪日外国人客)誘客事業を手がけるジャパン・ワールド・リンク(宇都宮市中央3丁目、宮地(みやぢ)アンガス社長)は12日までに、インターネット上で影響力を持つ国内在住の外国人インフルエンサー10人を招き、北関東3県の地酒を紹介する「日本酒試飲会」を宇都宮市内で開いた。

 同社は北関東の魅力を海外へ発信する仕掛けづくりを進めている。今回は日本酒の魅力を広めてもらおうと、本年度の国際品評会で高評価を得た3県の6銘柄を味わってもらった。

 本県からは3銘柄を紹介。今月、フランスの日本酒コンクールで最高賞に選ばれた外池酒造店(益子町)、英国のワイン品評会(IWC)サケ部門の頂点に輝いた井上清吉商店(宇都宮市)、IWC純米吟醸酒部門で優れた酒に贈られる地域トロフィーを受賞した渡辺酒造(大田原市)の各受賞酒が並んだ。米国、英国など出身のインフルエンサーたちは利き酒をしながら、杜氏(とうじ)らの解説に耳を傾けた。

 都内在住の会社役員でドイツ人のカイ・ドレーガーさん(47)は「すごくいい酒があってびっくりした。私は古酒にこだわっているが、(北関東の)フレッシュな酒も紹介していきたい」と語った。

© 株式会社下野新聞社