【新型コロナ】川崎市で1775人感染 3回接種済みの80代男性死亡 市議1人が陽性

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は13日、川崎区に住む80代男性の死亡と、市内外に住む10歳未満~100歳以上の男女1775人の感染が新たに確認されたと発表した。市は1700人の感染経路を不明としている。感染経路が判明している人のうち、家庭内感染は72人、陽性者との接触者は3人だった。

 市によると、死亡した80代男性は4日に市内医療機関でPCR検査を受け、陽性が判明した。男性は発熱などの症状があって入院したが、酸素飽和度が低下し、同日夕方に別の病院に転院。その後入院を続けていたが11日に死亡した。男性は高血圧などの基礎疾患があり、ワクチンは3回接種済みだった。

 感染者の症状別では、軽症1651人、無症状43人、中等症15人で、66人の症状を調査中としている。

 感染者の年代別では、20代が371人で最多、30代が303人、40代が283人、10代が242人、10歳未満が218人、50代が187人、60代が78人、70代が60人、80代が19人、90代が13人、100歳代が1人だった。

 川崎市は13日、関係者の陽性が確認されたとして、認可外保育関連施設「かわさきどんぐりの丘保育園」(川崎区)を13日から当面の間、臨時休園すると発表した。

 市議会議会局は13日、押本吉司氏(39)=みらい川崎市議会議員団=の陽性が判明したと発表した。軽症で感染経路は不明としている。

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