「栄養豊富」なクッキーシュー 川崎の菓子店が販売 廃棄されるおから活用

「豆乳おからクッキーシュー」を手にする(左から)キユーピーの加納優子執行役員、tenの丸山社長、三浦淳川崎市産業振興財団理事長=同市幸区の市産業振興会館

 川崎市内で菓子やパンなどの製造・販売を行うten(川崎市高津区下作延)は、豆腐店で廃棄される生のおからを活用したスイーツ「豆乳おからクッキーシュー」を開発し、13日から高津区の3店舗で販売を始めた。

 栄養豊富なおからが廃棄されていることを知った丸山佑樹社長が「食材として価値があるのに捨てるのはもったいない」と考えたことがきっかけで、菓子作りで培った技術を駆使し、開発を始めた。

 シュー生地におからを使い、濃厚なカスタードと豆乳のクリームを入れたが、生のおからは吸水性が高く、クリームを入れると生地のサクサクした食感が続かないことが課題だった。

© 株式会社神奈川新聞社