【新型コロナ】神奈川県内に「第7波」 過去最多迫るペース 県、医療提供体制確保急ぐ

神奈川県庁

 神奈川県内の新型コロナウイルス感染者が再び急増している。新規感染者数は6月17日以降、1カ月近くにわたって前週比を上回る日が続き、県内で過去最多の9096人(2月5日)に迫る勢いで増加中。病床の使用率も上昇しており、県は医療提供体制の確保を急ぐ。

 県内では3月にまん延防止等重点措置が解除されて以降、感染者数はおおむね減少傾向が続いていたが、6月中旬から増加に転じた。1日当たりの新規感染者数は今月9日に4千人を超え、13日には6千人を超えた。今月に入って、前週の同じ曜日に比べて2倍のペースで増えており、県関係者は「今のままだと、近いうちに過去最多を更新する可能性もある」と話す。感染者の年代では、30代までで約6割を占めている。

© 株式会社神奈川新聞社