【新型コロナ】病床確保1700床に引き上げ 感染急拡大で神奈川県方針 BA・5拡大、3回目効果減少

神奈川県庁

 神奈川県は11日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、病床確保数について現在のフェーズ1(千床規模)から3(1700床規模)に引き上げる方針を決めた。医療体制が逼迫している状況ではないが、感染拡大に備えて対応する。

 感染拡大の原因として、県の阿南英明医療危機対策統括官は、感染力が高いオミクロン株派生型「BA・5」が広まっていることや、3回目接種の効果減少を挙げた。3回目未接種の若者が少なくないことも要因だとし、高齢者の4回目接種に加えて若者の接種推進の必要性を指摘した。

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