元WGPライダーの青木拓磨がBMW M2 CSレーシングでGTワールドチャレンジ・アジア富士戦に参戦へ

 7月14日、元二輪WGPライダーで、24歳の若さで脊髄を損傷し下半身不随となった青木拓磨が、7月22〜24日に富士スピードウェイで開催されるファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS第3戦に、Regal Top Racing with TAKUMAから高橋裕史と組みBMW M2 CSレーシングで参戦することになった。

 青木三兄弟のひとりとして、1997年にロードレース世界選手権に参戦を果たした青木拓磨は、1998年の開幕前のテストで転倒。脊髄を損傷し、下半身不随の後遺症を負ったが、その後HRC助監督を務め、飽くなきチャレンジ精神でアジアクロスカントリーなどに挑戦を続けた。

 2021年には、LMP2カーをベースとしたハンドドライブ機構を備えたマシンで、世界三大レースのひとつル・マン24時間に挑戦。総合32位で見事完走を果たし、世界からの注目を集めたが、ふたたび国際レースの世界に身を投じることになった。

 ドライブするのはBMW M2 CSレーシングで、Regal Top Racing with TAKUMAから高橋裕史と組んで出場する。M2 CSレーシングは他にも出場車両が発表されているが、どんな戦いをみせてくれるか注目だろう。

Regal Top Racing with TAKUMA
GTワールドチャレンジ・アジア富士ラウンド参戦体制
カーナンバー:#101
ドライバー:青木拓磨/高橋裕史
車両:BMW M2 CSレーシング

© 株式会社三栄