長崎、佐賀知事 16日面会 武雄温泉駅を合同視察 西九州新幹線開業へ意見交換

 長崎県は14日、大石賢吾知事と佐賀県の山口祥義知事が16日に佐賀県武雄市の武雄温泉駅を視察し、9月23日の西九州新幹線(武雄温泉-長崎)開業に向けた取り組みなどについて意見交換すると発表した。両者が公式に会うのは、3月に大石知事が就任あいさつで佐賀県庁を訪れて以来。
 西九州新幹線は、武雄温泉のホーム対面で新幹線かもめと在来線特急リレーかもめを乗り換える「リレー方式」で開業する。長崎県新幹線対策課によると、16日は駅を整備した鉄道建設・運輸施設整備支援機構の職員から説明を受け、コンコースやホームを視察する。視察(冒頭を除く)と意見交換は非公開で行う。
 同課によると、両県知事が同駅の視察を調整していたところ、日程が合ったため、合同になったという。
 九州新幹線長崎ルート(博多-長崎)のうち、新鳥栖-武雄温泉の整備方式は決まっていない。大石知事は14日の定例会見で、山口知事と整備方式について話し合う意向があるかを問われ、「(当日は)さまざまな話の中で整備について話題が及ぶ可能性はある。その中で建設的な話ができればうれしい」と述べるにとどめた。


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