ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンが新作『エクリプス』発売決定

©OJ Slaugther

ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンが新作『エクリプス』を10月7日にリリースすることが決定した。あわせて、「サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25」から 第3楽章:Allegro moderatoと第4楽章:Moderatoの配信がスタートしている。

今作は、2021年にアンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮フランクフルト放送交響楽団との無観客公演で演奏したドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲と、パンデミック後はじめての有観客で演奏したヒナステラのヴァイオリン協奏曲とサラサーテのカルベン幻想曲のライヴ録音を収録。

全く異なるこの3つの作品は、ヴァイオリンという楽器だけでなく、それぞれの作曲家が長い間故郷を離れていたことが共通している。チェコ共和国出身のドヴォルザークとメキシコ出身のヒナステラはアメリカで、スペイン出身のサラサーテはほぼ永久的にツアー活動をしていたが、それぞれ独自の芸術を世界に発信しながらも、自らの文化的ルーツに触れ続けていた。

2019年から1年間長期休暇に入ったハーンにとって、これらの作曲家が異国の地で貫いた“自分らしさ”は、自身の音楽的アイデンティティを再認識するきっかけになったという。

今作について、ハーンは「私にとってこのアルバムは、困難な時期に、力強く美しいものを作った軌跡です。カルメン幻想曲の最後の音を弾いたとき、本当に難しいことを乗り越え、人として、音楽家として、より強くなったように感じました。」とコメントしている。

■商品情報

ヒラリー・ハーン『エクリプス』 
2022年10月7日(金)発売
UCCG-45062 MQA-CD x UHQCD 定価¥3,080

先行配信&CD予約はこちら→https://HilaryH.lnk.to/eclipsePR

<収録曲>
1. ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
2. ヒナステラ:ヴァイオリン協奏曲 作品30
3. サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25

ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
フランクフルト放送交響楽団
指揮:アンドレス・オロスコ=エストラーダ

録音:
2021年4月22日―27日(1) フランクフルト、ヘッセン放送ゼンデザール
2021年6月17日―18日(2,3) フランクフルト、アルテオーパー(ライヴ録音)

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