愛称は「くくるん」 県医療的ケア児支援拠点 25日開設

 栃木県は15日、「医療的ケア児」や家族の暮らしを支える県医療的ケア児等支援センターの愛称が「くくるん」に決定したと発表した。

 応募者の説明によると、乳児がおくるみに「くるん」と包まれて眠るように安心できる場所になってほしいとの期待や、センターを介して関係機関が一つにつながる(くくられる)という願いを込めた。また、「くくる」は沖縄の方言で「心」を意味するという。

 県によると、応募者の氏名などは非公表。募集に対し、県民41人(8〜82歳)から計42件の応募があった。県保健福祉部の職員らが審査し、親しみやすさなどを評価して愛称に選んだ。

 センターは、日常的に人工呼吸器の管理やたんの吸引が必要な「医療的ケア児」やその家族をサポートする施設。25日、運営委託先となるNPO法人「うりずん」(宇都宮市徳次郎町)内に設置される。

 

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