久保建英の加入が噂されているレアル・ソシエダ。育成の名門であり、これまで多くの若手選手がブレイクを果たしてきたクラブである。
そこで今回はソシエダでプレーした5人の選手を見ていきたい。
マルティン・ウーデゴール
かつて15歳という年齢でノルウェーA代表デビューを飾り、大きな注目を集めたウーデゴール。
レアル・マドリー時代は複数のクラブへローンで貸し出されており、そのうちの一つがソシエダであった。ここでは司令塔として大きな存在感を放ち、自身の価値を取り戻すことに成功している。
リーガでのプレーが認められて翌シーズンはローン期間を打ち切ってレアルへ復帰していたが、依然として定位置を掴むには至らず。アーセナルへローンで加入し、昨季からそのまま完全移籍している。
カルロス・ベラ
10代でアーセナルに引き抜かれたメキシコ人アタッカー、ベラ。
プレミアではうまくいかなかったが、その後加入したソシエダではエース級の活躍を見せていた。7シーズン在籍し、公式戦では通算73ゴールをマークしている。
その後は欧州を離れ、ロサンゼルスFCへ移籍。28歳と比較的若い年齢での挑戦となったMLSでは大活躍しており、2019年にはリーグ戦で34ゴールをマーク。リーグ得点王、さらにMVPに輝くなど、大暴れしていた。
ディエゴ・ジョレンテ
レアル・マドリード生え抜きのセンターバック、ジョレンテ。若手時代はラージョやマラガへのローンで経験を積み、2017年にソシエダへ完全移籍で加入した。
ここでは負傷に悩まされながらも、3シーズンに渡って活躍している。その後はプレミアへ昇格したリーズへ加入。ところがここでも負傷に見舞われ、1年目はそれほどプレーできずに終わった。
ただ2年目となった昨季は苦しいチーム状況の中でシーズンを通して主力としてプレーし、クラブの1部残留に貢献している。
テオ・エルナンデス
兄であるリュカと共にアトレティコで育ったDF、テオ・エルナンデス。だが2017年にレアル・マドリーへ加入し、禁断の移籍を成立させた。
とはいえ出場機会は得られず、翌シーズンはソシエダへローンで加入。まずまずの活躍を見せたが、その後大型補強を行ったマドリードに相変わらず居場所はなく、ミランへ放出された。
セリエAでは初年度から持ち前の攻撃力を存分に発揮しており、その好調ぶりからフランス代表にも選出されるようになった。
アントワーヌ・グリーズマン
ソシエダが輩出したスター選手の一人、グリーズマン。フランス人ながら若くしてバスクへ渡り、18歳でソシエダのトップチームデビューを果たしている。
ルーキーイヤーは当時2部を戦っていたチームで主力選手としてプレーし、いきなり1部昇格に貢献していた。以降も主力として活躍を続けると、13-14シーズンにはリーガで16ゴールをマーク。
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その活躍が認められて翌シーズンにアトレティコへ引き抜かれると、ワールドクラスの選手へと成長していった。