福井県あわら市波松の観光ブドウ園「あわらベルジェ」が7月15日、2022年シーズンの営業を始め、市内の園児が収穫体験に招かれた。小さな手で甘く実ったデラウェアを摘み取り、「おいしい」とほほ笑んだ。
ブドウ園は、障害者の就労支援事業所を運営する同市のNPO法人「ピアファーム」が15年に開園。障害者約15人とスタッフが、ハウスと露地を合わせて約1万3千平方メートルで育てている。今は房の長さが10センチぐらいのデラウェアが収穫期を迎えている。
園によると、例年より1週間ほど早く生育し、糖度が高く上出来だという。7月末にかけてサニールージュ、8月に入れば人気のシャインマスカットのほか、ピオーネなどの摘み取りが楽しめる。
この日は、北潟こども園の4、5歳児15人が招待された。はさみを上手に使い2房ずつ収穫し、新鮮なブドウを味わっていた。
営業は9月中旬まで。問い合わせは、あわらベルジェ=電話080-5854-3512。