熱中症予防 サルと白トラが啓発 池田動物園の仲間起用しポスター

池田動物園の動物を起用したポスター(下)。上の4枚はチラシ

 岡山市消防局は、池田動物園(北区京山)のテナガザルとホワイトタイガーをモデルに起用した熱中症予防の啓発ポスターを作った。市内を走る路線バスの車内に掲示している。

 地面に寝そべるフクロテナガザルと、水浴びするホワイトタイガーの写真を組み合わせた。「自分は大丈夫!と思っていませんか? 熱中症!!」と大書し、小まめな水分補給、エアコンの利用、屋外でマスクを外すといった予防策を伝える。

 B3判、500枚作製した。バス会社8社に計300枚配布し、消防署や出張所にも貼り出す。

 昨年度、住宅用火災警報器の点検を呼び掛けるチラシ(A5判)に池田動物園のコツメカワウソやヤギを起用し、好評だったことから第2弾として企画。チラシは4種類あり、動物の写真に「点検しないとだメェ~」などくすっと笑える一言を添えた。現在も活用している。

 市消防局は「愛らしい動物たちの姿は目を引くはず。効果的な啓発につなげたい」としている。

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