高田城址公園観蓮会が開幕 大町小3年生 親子で見学  上越妙高駅と共に歩む会、上越妙高駅にのぼり旗設置

 第43回高田城址公園観蓮会が16日、上越市本城町の高田城址公園で開幕する。前日の15日は、同市立大町小(阿部勉校長)の3年生が一足早く親子で観蓮会を楽しみ、また上越妙高駅と共に歩む会(石平春彦会長)が上越妙高駅に観蓮会ののぼり旗を設置した。

親子で観蓮会のハスを見学し、写真を撮った

 大町小3年生34人は本年度、総合学習で高田城址公園を学んでいる。コロナ禍で実施が少なかった親子活動を兼ね、同公園の大きなイベントの一つ、観蓮会を見学することとした。
 親子は午前6時45分に小林古径記念美術館前の駐車場に集合。児童は事前に上越観光コンベンション協会から観蓮会の見どころを教わっており、保護者を案内する形で西堀橋や高田城址公園オーレンプラザ周辺の南堀などで見学した。
 堀端でカメやカモの幼鳥を見つけ、ハスのアジサイの花を組み合わせて写真を撮るなど、親子や友達同士で観蓮会を楽しんだ。保護者の一人は「(観蓮会は)久しぶり。早朝に時間をつくって見に来ることはなかなかできないので、いい機会になった」と話した。
 上越妙高駅と共に歩む会は会員約15人で同駅の自由通路と東口、西口のロータリーにのぼり旗を設置した。同会は本年度、同公園で開かれる観桜会と観蓮会ののぼり旗を製作しており、観桜会に続いての設置となった。のぼり旗はいずれも市からデザインの提供を受けており、連携して上越の鉄道の玄関口で市の代表的なイベントをPRしている。

上越妙高駅のロータリーに観蓮会ののぼり旗を設置した

 作業開始前に石平会長は「駅を利用する人に上越のおもてなしの心を伝え、高田城址公園にいざないたい」とあいさつ。会員は観蓮会と、従来からある「ようこそ義のふるさと上越妙高AREAへ」ののぼり旗と一緒に設置していった。観蓮会ののぼり旗は会期終了翌日の8月22日に撤収する。
 本年度の観蓮会は熱中症防止のためお休み処を設置。8月14日までの土、日を中心に午前8時から同11時30分まで、南堀お休み処隣と西堀橋東側たもとに観光ボランティアガイドが常駐し、案内を行う。

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