〈次期県議選上越市区〉牧田氏出馬へ選対 小山氏不出馬、支援表明 

 来春改選の県議会議員選挙・上越市選挙区に出馬の意向を表明している現上越市議の牧田正樹氏(57)の「選対キックオフ集会」が16日、上越市土橋の市民プラザで開かれた。
 同市選出現職で社民党県連代表の小山芳元氏(74)が同席。次期県議選に自ら出馬せず後継として牧田氏を支援すると正式に表明した。
 牧田氏は県職員を経て平成28年に上越市議選初当選。令和2年に再選、現在2期目。出馬への思いを「市議の活動を通じ、自身の生活に精いっぱいで政治に意見できない人が大勢いることを実感。市民の代弁者として県へ声を届けたい」と述べ、県立柿崎病院の同市委譲への反対、柏崎刈羽原発の再稼働反対など七つの政策案を示した。任期中である市議の去就時期については検討中とした。
 小山氏は大潟町議4期を経て、平成7年に県議選に初当選し現在7期目。小山氏は「通算44年間、地方議員を務めた。余力はあるが、これを後継者の当選のために使いたい。牧田氏は新社会党だが、野党としてまとまることで新しい展望が開けると考える」と述べた。今後は選対本部長として牧田氏をバックアップしていく意向。県連代表の後継などは検討中とした。

集会終了後に記者会見を開き、牧田氏(左)と小山氏がそれぞれの去就について述べた(16日、上越市市民プラザ)

 集会には約100人が出席。立憲民主党の梅谷守衆院議員(新潟6区)をはじめ来賓があいさつし、小山氏の功績をたたえるとともに牧田氏にエールを送った。

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