31日まで「チョウザメフェア」 生徒が養殖 加工商品を販売 海洋高アンテナショップ「能水商店」

 糸魚川市能生小泊のマリンドリーム能生にある県立海洋高(増田てつ志校長)のアンテナショップ「能水商店」で31日まで、「チョウザメフェア」が開かれている。生徒が養殖してきたチョウザメを加工した「フィッシュ&チップス」「カルパッチョ」を販売している。

店内に並ぶチョウザメの「カルパッチョ」

 同校は7年前から、農業生産法人SKフロンティア(同市日光寺、渋谷一正代表取締役)と産学連携し、チョウザメの養殖に取り組んできた。キャビアなどの特産品化を目指す。湧き水を使用し約2500匹を飼育している。
 このうち6歳魚の雄は体長80~90センチ、重量5~6キロまで成長。先月17日と20日、資源育成コースの3年生17人が、初めての出荷実習に臨んだ。その魚肉を今回、株式会社能水商店(松本将史社長)が「フィッシュ&チップス」「カルパッチョ」に商品化した。

来店者に向けてプレゼンテーションする海洋高生徒

 販売初日の10日は3年生6人が、チョウザメを養殖した7年間の軌跡をプレゼンテーション。来店者は興味深く聞き入った。発表を終え、北原舞香さんは「1カ月前から準備していた。自分たちがやってきたこと、チョウザメの特長やおいしさなどを分かりやすく伝えられるように工夫した」と話した。
 18日も行われる。午前10時、午後1時、同3時の計3回で、各20分程度。
 「フィッシュ&チップス」は1500円(税込み)、「カルパッチョ」は900円(同)。問い合わせは同店(電025・555・7345)へ。

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