「未来のため行動を」 東方小で難波さん授業

難波裕扶子さん(左)の講話を聞く児童

 児童に持続可能な開発目標(SDGs)への理解を深めてもらおうと、小林市の東方小(野添和洋校長、111人)は13日、「シンク・オブ・アザーズ」(日向市)の難波裕扶子代表を招いた授業を実施した。全校児童が、未来のため自ら行動する大切さを学んだ。
 難波さんは地球温暖化や貧困など現代社会が抱える問題解決のため、「芋虫がチョウになるように、今と全く違う社会をつくることが大切」と説明。そのためにできることとして「無駄な電気を消す」「ごみはしっかり分別」「人を外見や出身地で判断しない」など例示し、「未来を変えるため、一緒に考えて取り組んでほしい」と呼びかけた。
 6年の内木場暖さん(11)は「『未来を変えよう』という言葉が心に残った。自分に何ができるか考えたい」と話していた。
 授業後には、難波さんによる教員向けの研修会も行った。

© 株式会社宮崎日日新聞社