カブスが延長戦を落としダブルヘッダー連敗で9連敗 鈴木誠也は3安打

ダブルヘッダー第2試合【メッツ4-3カブス】延長10回タイブレーク@リグリー・フィールド

第1試合同様に延長タイブレークまでもつれたメッツ対カブスのダブルヘッダー第2試合は、10回表にメッツが押し出しの死球で勝ち越すと、エラーもあってこの回2得点。カブスも1点を返したが反撃及ばず、4対3でメッツが制しダブルヘッダーを連勝とした。9回から2イニングを投げたメッツ3番手のヨアン・ロペスが今季初勝利(0敗)をマークし、カブス5番手のマイケル・ギブンズに2敗目(5勝)が記録された。ギブンズは第1試合に続いて悔しい1日2敗となってしまった。

なんとか連敗を止めたいカブスは、2回裏にメッツ先発のマックス・シャーザーを攻めて一死1・3塁のチャンスを作ると、ヤン・ゴームスのタイムリー二塁打で1点を先制。3回表にエラーから内野ゴロ間の得点、4回表にはエドゥアルド・エスコバーの11号ソロで逆転を許したものの、直後の4回裏に再びゴームスがタイムリー二塁打を放ち2対2の同点とした。

しかし、我慢比べの展開となったゲームで先に崩れたのはカブスだった。延長タイブレークの10回表にサード強襲安打と敬遠で満塁のピンチを迎えると、ピート・アロンソに押し出しの死球を与えてしまい勝ち越しを許す。さらに牽制悪送球でこの回2失点。それでもカブスは10回裏にクリストファー・モレルのタイムリーで1点を返し、鈴木誠也のヒットなどで一死満塁と逆転のチャンスを作るなど見せ場はあったが、フランク・シュウィンデルが併殺に倒れ万事休す。またも接戦を落とし、9連敗となってしまった。

「3番・ライト」で先発出場の鈴木はシャーザーを相手にヒットを放ち5試合連続安打とすると、延長でも1点ビハインドの一死1塁からヒットで出塁し、今季5個目の盗塁も決めて一打逆転のチャンスを演出するなど5打数3安打1盗塁の活躍。チームの勝利には結びつかなかったがダブルヘッダー2試合で9打数4安打と好調で、打率.271、OPS.806に数字を伸ばしている。

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