ポイントがもうすぐ期限切れ…。有効に使うなら「ポイント募金」も手

SDGsとは、国連で決まった「持続可能な開発目標」のことで、17のゴール、169のターゲットを定めています。

「SDGsに関する意識調査」(セレス「モッピー」調べ)によると、約8割の人がSDGsについて知っていると答えていて、かなり浸透してきたのがわかります。しかし、実際に行動している人はわずか1割です。ただ、4割の人が行動を起こしたいと思っているそうです。

興味はあるけれど、なかなか行動に起こせない、どんな行動を起こせばいいのかもわからないひとも多いはずです。それに、最近の値上げラッシュ。家計がどんどん厳しくなるのも無視できません。SDGsにも協力はしたいけど、家計のことを考えると、すぐには踏み切れないところもあります。

そこで、家計にそれほど影響を与えずに、SDGsに協力する方法を考えてみましょう。


期限間近のポイントを使って「ポイント募金」を

先ほどのアンケートでSDGsに取り組んでいる人は、どんな取り組みをしているのかというと、次のようなものがありました。

たとえば、「フードバンク活動」をしていたり、可能な限りSDGsの商品を購入したり、紙パックの回収に協力をするなどです。

日常的にもできることはたくさんありますが、そのなかでも、より簡単にSDGsに協力する方法があります。

それが「ポイント募金」です。

例えば、クレジットカードを使っているとポイントは貯まっていきます。また「Tポイント」「Pontaポイント」や「楽天ポイント」「PayPayポイント」を利用しているひとも多いですね。

ネットショッピングをするときもポイントモールを通過するだけで、ポイントは貯まっていきます。コツコツ貯めていくと、意外と貯まるのがポイントです。

しかし、ポイントには期限があります。永久不滅ポイントなどもありますが、だいたい1年~2年ぐらいで期限を迎えてしまいます。期限を迎えたポイントは、残念ながら消滅します。

期限間近だというのに、「ポイントを使いたい商品がない!」「引き替えるのにポイント数が足りない!」そんな場合、どうします?

そういった場合にこそ、ポイント募金に使ってはいかがでしょうか?

ポイントの端数を「ポイント募金」に使う

たとえば、ポイントサイトの「モッピー」には、SDGsに特化した寄付プラットフォーム「モッピー×SDGs」があります。

「モッピー×SDGs」は、貧困や飢餓、健康、福祉などSDGsの17の目標の中からプロジェクトを選ぶことができ、日本ユニセフ協会や日本赤十字社、ウォーターエイドジャパン、全国こども食堂支援センター・むすびえなどの団体に寄付ができます。

1ポイント=1円で、1ポイントから寄付ができ、手数料は運営会社が全額負担してくれるシステムです。

期限間近でポイントを使い切ろうと思っても、どうしても端数が残り、あきらめることもあります。「端数」だって、みんなの「端数」を寄せ集めることができれば、それなりの金額になります。どうせ期限が切れてポイントがなくなってしまうのですから、ぜんぜん惜しくはありません。むしろポイントをムダにしてしまうのであれば、「寄付」はよい選択肢です。

「ポイ活」で貯まったポイントを「ポイント募金」に

61歳男性のポイント活用の例を紹介します。

ポイントサイトをよく利用している人で、月に1,000ポイントを獲得しているヘビーユーザーです。その方のポイントの使い道は、dポイントや楽天ポイントに換えて生活費として使用したり、ポイント投資や少額ですが「モッピー×SDGs」での寄付をしていたりします。

ちなみに夫婦で年間60万円のポイントを貯める超ヘビーユーザーもいます(ポイ活芸人「シューマッハ中村さん」)。ポイ活を積極的に利用するとかなり貯まるものだと驚きますね。

使い切れないポイントは「ポイント募金」に

値上げラッシュで家計が厳しいなか、「ポイ活」をすることで値上げ分をポイントで取り返すのは、とても有効です。チリツモ(チリも詰まれば山となる)ですから。貯まったポイントを使ったり、購入したり、「ポイント投資」も有効ですね。

そこで貯まったポイントで、もし期限が切れそうだったり、使いきれなかったりするものがあれば、その少しを「ポイント募金」に回すことを検討するのはいかがでしょうか。

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