海水浴シーズンの到来を受け、藤沢市の鈴木恒夫市長は18日、片瀬西浜・鵠沼海水浴場で、新型コロナウイルス感染対策の実施状況などを視察した。新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、マスク着用やアルコール消毒の徹底など海の家の基本的対策や飲酒の禁止など海岸ルールの順守を確認した。鈴木市長は「海の家も、来訪者もしっかりと感染対策に取り組んでいる」との認識を示した。
同市内3海水浴場では、市夏期海岸対策協議会が定めた感染対策を実施。コロナ感染が急拡大した際の途中休場の基準を独自に設けるなど、ニューノーマル(新常態)な発想に基づく海水浴場運営を推進している。
片瀬西浜・鵠沼海水浴場の海の家の老舗「西浜亭」では、店主で江の島海水浴場協同組合の栗原義忠副理事長が、店内でのマスク着用やアルコール消毒、換気の徹底など今夏の取り組みを鈴木市長に説明した。
海岸利用について同協議会は飲酒や大音量での音楽、密集につながる大型テントの使用などを禁止している。
鈴木市長は家族連れや若者のグループなどがルールを守って海水浴を楽しんでいる様子を視察。同海水浴場の警備本部を訪れ、最前線で人命救助など海の安全確保やルールの順守に当たるライフセーバを激励した。