小田原の地下街でクラゲや魚にタッチ 藤沢・新江ノ島水族館から“出張”

ミズクラゲの生態について解説する新江ノ島水族館のスタッフ=小田原駅前の「ハルネ小田原」

 子どもたちに海の生き物に親しんでもらおうと「海の日」の18日、新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)からクラゲや魚たちが小田原駅前の地下街「ハルネ小田原」に“出張”してきた。買い物中の親子連れがビニールプールの中で泳ぐ海の生き物たちを触って楽しんだ。

 同館は昨年から「おでかけえのすい」と銘打った移動水族館を藤沢、海老名市などの商業施設で展開。小田原では今回が初めての開催で、新型コロナウイルスの影響で遠のいた客足を夏休みシーズンを前に取り戻そうと、地下街の約20店舗でつくる「ハルネ小田原テナント会」が企画した。

 中央通路に設置された水槽では透明なミズクラゲと鮮やかな色合いのパープルストライプジェリーの2種類のクラゲがお目見え。同館の飼育員が「生まれてすぐはポリプと呼ばれ、成長するまで全く違う姿に形を変える。クラゲは知れば知るほど不思議な生き物」と解説した。

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