「飲まない」は世界的な潮流 ベルギーのノンアル飲料製造会社、マーケットの拡大指摘

「『あえて飲まない』は世界的なトレンド」と語るネオブリュ社のブルーグマンさん=横浜市西区

 近年、欧米の若者たちの間では、あえてお酒を飲まない「ソバーキュリアス(しらふへの好奇心)」というライフスタイルが広がっている。ベルギーのノンアルコール飲料メーカー、ネオブリュ社のキャロル・ブルーグマン輸出部長(45)は、この動きは「世界的なトレンドになっている」と指摘する。

 欧米では、クリスマスや新年などでお酒を飲む機会が増えた後の1月を禁酒月間とする「ドライ・ジャニュアリー」という文化が浸透しつつある。日本でも今年、ノンアルコール飲料に注目した商業施設主導のイベントが行われた。

 「15年前はノンアルワインが何かを説明する必要があった。今は40カ国に輸出し、ビールなどカテゴリーを広げている。マーケットが動いていると感じている」とブルーグマン部長。「好奇心を持って自分の行動を考え、選択するということが世界的に若者のカルチャーとなっている」と話した。

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