バングラデシュ支援へ 現地製作の服など販売 小山

バングラデシュの女性らが仕立てた製品と平間代表

 【小山】バングラデシュの女性らが作った服を展示販売する「夏こそ手織りの綿」展が24日まで、中央町2丁目のまちかど美術館で開かれている。

 同国で女性の就労プログラムを実施している埼玉県の市民団体「サクラモヒラ」が主催した。売り上げは現地の女性たちの収入になる。

 同団体代表の平間保枝(ひらまやすえ)さんが指導した現地の職人約50人が、手作業で機織りや刺しゅう、仕立てなどを行った洋服やテーブルクロスなど約150点を並べた。同国の日常を切り取ったデザインや日本人になじみのある藍染めを施している。

 平間さんは約10年前から現地の女性たちに縫製を教えており、技術習得によって質の高い製品が増えたという。

 「手で編むことで生まれる生地の温かみを感じ取って、彼女たちを支援してほしい」と期待を込めた。

バングラデシュの女性らが仕立てた製品と平間代表

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