新型コロナの感染が急速に拡大する中、広島県は、今月下旬には1日あたりの新規感染者数が4000人に達するという試算を公表しました
広島県 湯崎英彦知事
「前週比1.3倍のペース進んでいたのが、直近では2倍くらいの拡大をしている。BA.5の置き換わりが進んでいることが影響していると考えている」
県内の人口10万人あたりの新規感染者数は、18日時点で295.2人と、前の週の2.1倍に増えています。
このままのペースで感染が拡大した場合、県のシミュレーションでは、今月下旬に1日あたりの感染者数が4000人を超えています。
このため、県は、来月1日から「入院病床をどれだけ確保するか」の指標を引き上げ、医療機関に患者の受け入れ病床を増やすよう求めるということです。
一方、行動制限については、飲食関連の感染が全体のおよそ2%であることや、重症・中等症の割合が従来より少ないことなどを挙げて、現時点では求めない考えを示しました。