容疑者の似顔絵 出来栄え競う 岡山県警が競技会、34人出場

競技会で似顔絵を作成する捜査員ら

 岡山県警は19日、捜査員らを対象に、事件の容疑者の似顔絵の出来を審査する競技会を県警本部で開いた。

 34人が出場。目撃者役の警察官から「目は一重でやや細い」「左目上に三角形のようなやけど傷」といった特徴を聞き取り、約1時間かけて仕上げた。県警OBで鑑識業務に長年携わった赤木克也さん(65)による描き方の講習もあった。

 県警によると、今年は5月末までに60件の似顔絵を作成し、うち11件で摘発に役立っているという。

 入賞者は次の皆さん。(敬称略)

 県警本部長賞 安東和紀(井原署)▽刑事部長賞 明石元伸(岡山西署)▽鑑識課長賞 有松沙姫(県警県民広報課)平田康弘(岡山西署)森雪絵(玉島署)

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