ジャーナリストの伊藤詩織さんが、2015年に元TBS記者の山口敬之さんから性被害を受けたと認定した民事訴訟の判決が、今月最高裁で確定したことを受けて20日、東京都内で記者会見した。「5年間闘ってきた裁判は一つの区切りを迎えた。これで心を切り替えられる」と語った。
伊藤さんは被害からの7年を振り返りながら「当事者として声を発信するのはこれきりにしたい」と強調。「これまでの歩みとここで得た学びを少しでも発信できるように、伝えるという仕事で還元できたらと思う」とし、ジャーナリストの仕事に専念すると力を込めた。
