【20日】長崎県内1587人コロナ感染 初の4桁、病床使用率33%

左から 20日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(19日午後7時現在)

 長崎県などは20日、県内全21市町で過去最多となる計1587人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。千人を超えたのは初。これまでの最多は16日公表の912人だった。長崎市で506人、佐世保市で309人など複数の市町で過去最多となった。
 県全体の病床使用率は20日時点で33.8%。医療圏別では県南53.4%、長崎43.2%、佐世保県北38.8%で、県央を含む本土地区は38.3%。
 年代別の感染者数は10歳未満が348人で最多。2番目に多い10代を合わせると全体の38%を占めた。一方、重症化リスクが高いとされる60歳以上は208人だった。
 新規クラスター(感染者集団)は3件。西彼保健所管内の児童福祉施設は児童17人、職員3人の計20人、佐世保市の医療機関は職員11人、入院患者6人の計17人、長崎市の市立小は関係者8人の陽性がそれぞれ判明した。
 学校関係は、長崎市立小の3校3学級、佐世保市立校の2校2学年、5校6学級を閉鎖した。
 佐世保市は、米海軍佐世保基地で19日に新たに基地関係者(軍人、軍属ら)20人の感染が確認されたと発表した。
 18日時点の県内のワクチン接種状況は1回目が82.5%、2回目が81.3%、3回目が65.7%。


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